今日から横尾忠則 版画展が始まりました。 ― 2017/11/16
1974年の《シャンバラ》シリーズは出版された時、作品がインド仏教などの影響を受けた独特な画面が大変評判になりました、そして世界の美術館に収蔵されている横尾さんの代表作の一つです。
今回はそのシャンバラシリーズの全て、全10作品を展示しています。その序文には、「〜シャンバラは実在の地であって同時に宇宙意識の中心でもある。シャンバラには流動するエネルギーのピラミッドがあり、われわれの太陽とエネルギーの交流をおこなっている。〜」と書かれています。
そして、昨日完成した最新作5点が同時に出品されました。
昨日午後、横尾さんにサインをしていただき、版元の岡部版画工房の牧嶋さんが運んできてくれました。出来立てのホヤホヤ作品です。
シャンバラとの時間差はなんと43年もあるんです。両作品の真ん中に立つと43年の時空を行き来するなんとも言えない意識を感じ、その空間が作品からのエネルギーで満ち満ちています。
他にも1996年の名作《LACHAPELLE》も第二展示室で観られます。
どうぞ横尾ワールドにトリップしてみてください。
上の写真は1996年《LACHAPELLE》制作時、版画工房の岡部徳三さん(故人)と打ち合わせしているところ
これは昨日スタジオでサインする横尾さんです
最新作を制作中の岡部版画工房の牧嶋さん
初冬のミモザが玄関先に育っています。
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