高橋アキさんのコンサート、13回になりました。2018/12/05

 毎年続けて開催の高橋アキさんのコンサートが日曜日・2日にありました。 コアなお客さまを中心にして、遠く広島・兵庫・名古屋からもお越しいただき、演奏家と共に聴き入る方々が一体となって魅力溢れる時間が流れました。 10年ぶりにドイツ・ボンのお仕事から解放され、ご夫妻揃って(合計年齢164歳)葉山に戻られたウタさんたちの参加もとっても嬉しいことでした。 コンサートの最初は2004年になりますが、毎年のプログラミングがアキさんならではのユニークな曲がいっぱいです。今年も前半ではピーター・ガーランドがアキさんに贈ったバースディーパーティー、弦を押さえたトイピアノの音色で幼い時期を表現しているかのようでした。 後半のフェルドマンを聴くと彼から一つの物語を聴かせてもらっているかのよう・・・でした。 さて、来年のこともいまから楽しみです。 どうぞお越しくださいね。

森の小さな秋色2018/12/07

 12月に入っても、竹林の緑はしっかりとしています。 でも、欅の根元から伸びたイヌビワの黄葉が、鮮やかに緑の中に映えています。今年は台風の汐風で紅葉や欅、桜などはほとんどが茶色く変色し、紅葉を諦めていましたが、イヌビワは汐にやられませんでした。 竹林の椿には早くも赤い花が付いていて、早い開花にびっくりです。

産経新聞かながわ美の手帳2018/12/09

 12月2日付の産経新聞「かながわ美の手帳」に全面記事でカスヤの森現代美術館「今、神話が語るものー人類の週末と復活の神話ー」展が取り上げられました。 この欄では今年の「コレクションのススメ」展も取り上げていただきました。
 記者の戸崎晃彦さんは、若いのですがとっても丁寧に展覧会内容を現場取材してくれます。今回も取材は10月26日に来館し、ミネケさんのテキストを熟読したようです。
記事は以下ですが、この記事の反響は先週から今週にかけて、来館される方の多さに反映されています。
新聞不況と言われる昨今ですが、やはり記事として紙媒体で読む行為はスマホの流し読みとは一味違いますよね。

産経新聞のWebサイト 記事の詳細はこちら

30点の世界の神話2018/12/15

 山口由理子さんが神話の世界を絵画として表現した、この展覧会、あと一週間で終了します。 神話を収集・編集したミネケ・シッパーさんは人類が洪水や水害で滅亡するという、共通した内容の神話を30点選んで山口さんに絵画として表現することを依頼し、出来上がった作品がこの展覧会です。 30点の作品には長いストーリーもあれば、とっても短いストーリーもあり様々です。
 短いものはアメリカ先住民に伝わる終末神話で、そこには復活の兆しすら見えません。でもネブラスカ、ボニー族に伝わる話では万物の創造主が北極星と南極星が運命を支配し、南極星が北極星に近づき、追いついた時に世界は破壊されて終末を迎える。天の星々は新しい大地に落ちて人となる。破壊の時にこの世界を去った人々は天高く飛んで星になる。
 今、流星群がみられますが、こんな星々かもしれませんね。 また、違う神話をご紹介いたします。

世界の神話から、(アラブ)2018/12/19

 コーランに残された恐ろしい神話も一枚の絵として山口さんが描いています。  真っ赤に燃え上がる炎の中に、何かが動いているように見えます。


恐れ戦く日(アラブ語)

恐れ戦く日!
恐れ戦く日とは何か?
恐れ戦く日が、何であるかをあなたに理解させるものは何か?
それは人間が飛散する蛾のようになる日。
また山々が、羊毛の房のようになる日である。
そして善行の秤が重い者は、幸福で満ち足りて暮らすであろう。
だが善行の秤の軽い者は、奈落がかれの里となるであろう。
それが何であるかを、あなたに理解させるものは何か?
それは地獄の焦熱の火だ。

この一年を振り返って、自分は善行の秤にかけられたらどうだろう。
これは中央アメリカ、マヤに伝わる神話です。 一つ一つの時代の初めに、世界は創造され人が住むようになり、そして最後にその時代は終末を迎える。過去それぞれの世界は、終末に邪悪になって破壊された。我々の世界もいずれはそうなるであろう・・・ 続く・・・

小春日和は猫びより2018/12/20

世界の神話から(フランス領ポリネシア、ライアテア族)2018/12/23

 長い髪の毛を船に乗って引いている二人がいる絵があります、これは親友同士で小判鮫を釣ろうとして、誤って神聖な場所としているサンゴの洞窟に近づいてしまい、昼寝をしていた神の頭の冠に釣り糸を垂らしてしまい、昼寝の邪魔をされた神は怒ってしまうという神話から、神様の髪の毛を引き上げているところを描いた作品です。 行き過ぎた欲望と無知が原因で、神を怒らせてしまいとんだ嵐を招いてしまいます。
また、唯一日本の神話からは天照と素戔嗚、罰としての暗闇が描かれています。 山口由理子さんは日本の神話は、多くの方が描いているので、天照が天の岩屋から覗いた光だけを描くことに決めたそうです。
本来の由理子さんの作品ですが、コネクトー連結をイメージするオブジェ作品が主となっています。

今年も有難うございました。2018/12/31

 平成30年が終わります。 今年も様々な出会いや出来事がありました。 嬉しいことが多かった一年に感謝しております。 来年、カスヤの森現代美術館開館25周年を迎えます。 また、皆さまといろいろなすてきなことを美術館を通して、共有してゆけたらと願っています。 どうぞ、来年も皆さまにとってご健康で実り多い年になりますよう祈っています。