若江展の終了です。2020/08/01

 約二ヶ月の延長期間も7/26 で終了し、長かったようでもあり、短かったようでもある展覧会でした。 コロナによる様々な変化は今までの常識を覆してしまいましたが、なんといってもリアルな人と人との交流が絶たれたことです。 大勢の人と人とがそれぞれの思いを言葉として発して交流する楽しさは美術館の中ではオープニング、トークイベントなど主だった行事では魅力の一つでした・・・でももうそれは出来ません、出来ないんです。 恐る恐る注意深く人との会話をすることが当たり前になりました。 最終日にそんな昔を知る人が集まりました。すっかり気分も戻りそうになりました。
昨日、展示終了後ですが時間を約束して観に来ていただきました。

竹林の強者たち、2020/08/04

 長かった梅雨が明け、草に覆われた竹林もようやく梅雨明けしました。 植木屋さんの難波さんを頭に4人の強者が昨日から入り、みるみるうちに地面が現れスッキリとした竹林の姿を見せてくれるようになりました。 6月には紫陽花が色とりどりの寄せ植えの美しさで、来館された方にとっても喜ばれました。難波さんのご意見で今ある紫陽花を竹林に散らして、植え替えしています。 来年にはきっと竹林の散策道は紫陽花に囲まれているでしょう。 楽しみしてください。
明日は彦坂さんの展示作業が始まりますので、どのような構成をされるかこちらも今からとても楽しみです。 よろしくお願いいたします。

彦坂展は目下展示作業中です。2020/08/06

 今週土曜日から始まる彦坂尚嘉さんの”「本歌取り新古今集」&「孫たちの名画遊び」の2本立て上映” 昨日から展示作業に入りました。 名画中の名画を相手にして、真っ二つに切り開き、そして左右を入れ違いに再構成しています。インクジェットプリントに手書きの書き込みはまるで孫のいたずら書きのように見えます。 東洋の名画では雪舟の「天の橋立図」が切断結合し制作完了。 見慣れている名画の表情は真っ二つに切られて貼り合わせても名画の面影はしっかりと伝わって来るもののようです。 初日には作家の意図するところを論客の彦坂さんならではの語りとして聞くことができます。

彦坂展の初日。2020/08/09

  「本歌取り新古今和歌集」&「孫たちの名画遊び」と題して、古今の名画17点を切断して結合させ新しい名画となり得るのかを検証するものと 言う彦坂さんのこの展覧会の試み、今の状況ではオープニングなども自粛せざるを得ず、でも作品の前で作家の意図を聞いてみたくなり、彦坂さんを遠巻きに囲み、図らずも作家の言葉に耳をすます時間ができました。
第二展示室の通路にはモナリザと隣り合わせにセットされた「麗子像」や鏑木清方の「築地明石町」、アンチンボルトの『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像』が展示。
やっぱり、三浦かぼちゃのプリンを作っちゃいました。

残暑お見舞い申し上げます。2020/08/30

 9月を目前にしても連日の真夏日、異常気象でしょうか、来年もこのまま進むとしたら夏には外出禁止令が出るかもしれませんね、体温より外気温が高いのですから・・・恐ろしいことです。 他人事ではなくカスヤの森の竹林の虫が減っていると言っています。
日差しが少しづつ変化しています、日暮れも早くなってきました。 日差しが低めに変わったので日陰が多くなって植物さんが喜んでいます。 暑い中で健気に庭に咲いている小花を見つけてテーブルに飾りました。