ヨーゼフ・ボイスの足跡記念石2021/06/12

 
 若江漢字さんが1983年7月にドイツ・デュッセルドルフのヨーゼフ・ボイスのアトリエで彼の足型を石膏で採らせてもらったことは「ヨーゼフ・ボイスの足型」-みすず書房2013年刊に詳しく書かれています。

石膏からブロンズの凸形足型になりようやくボイスとの約束を果たすことができました。1984年の西武美術館での展覧会のために最初で最後の来日に成田空港に出迎えた私たちの顔をみるなり「あの足型はブロンズに変えたか?」声をかけてくれた経緯があるからです。
そのブロンズの足型を筑波石に世田谷の豊前屋さんにセットしてもらい、竹林に据えることが出来たんです。
足型は生々しくボイスの足の裏を捉えていて、意外にも小さく左右の癖も感じます。

宮脇愛子さんの「うつろひ」彫刻作品と近く、野外作品の楽しみが一つ増えました。