久しぶりの山口由理子さん2018/09/30

 4日から始まる展覧会に合わせ、山口由理子さんがワシントン郊外から来日されました。 大切な作品は手持ちです、お疲れさまでした。 昨日から展示作業をはじめ、今日ほぼ作品の展示を終了いたしました。実際の作品は、以前に送られてきた画像ではわからなかった細部の素晴らしい描き込みに魅了されました。
30点はそれぞれに神話のストーリーが語られ、日本のスサノオの話では、天の岩屋から天照大神が発する光だけを描いていて、黒く深い岩屋から漏れ出す白く光る部分が象徴的な絵画です。
展覧会の初日には、公開制作をいたします、独特な絵画技法と特殊な紙を使って制作していただきます。途中には過去の立体作品を含めた山口さんの作品を映像資料でご紹介いたします。

7月4日まで休館中です。2018/06/27

 若江漢字展が16日に終了いたしました。最後に前東京国立近代美術館副館長だった松本さんが来てくれました。 (現在は長野県の信濃美術館にいらっしいます。) 次の企画展は近代文学の名著を絵解きするような金井田英津子さんの装画の原画展です。 来週5日からスタートいたします。 展示室はスカーンとしています。
入り口の扉を開けると紫陽花がお出迎えしてくれます。 来週の7日(土)オープニングまで保ってくれるといいんですが・・・・

カスヤの森は新緑、真只中です。2018/05/10

 ブログも一月以上更新できず失礼しておりました。 森の木は、春先の柔らかな緑から、いまは青々とした葉がいっぱいに繁っています。 第3展示室への通路にある杜若やつるバラが彩りよく咲いています。今週末13日(日)には展示中の作家、若江漢字さんのトークイベントがあります。 今月号の月刊ギャラリーには、タイムリーな特集として若江漢字さんが選んだ「私の10点」という特集記事が載っています。 1960年代から「見ること」と認識についての問いかけを、写真を通し今日まで作品制作しています、作家の鋭い言葉は現代にどのような問題を見出しているのでしょうか・・・。

解読された《大ガラス》若江漢字展が始まります。2018/03/08

 2015年にカスヤの森現代美術館で開催した同じタイトルの展覧会が明日から渋谷・松濤にあるGalleryTOMで始まります。
今年がマルセル・デュシャン没後50年でもあり、ギャラリーオーナーの村山治江さんからの依頼で実現したものです。
当館で出品したマルセル・デュシャンの俗称「大ガラス」ですが、今回は一回り小さいサイズの100号となりました。他にも遺作についての考察からの絵画や1970年代に制作のオブジェなど展示いたしました。
3月11日には神奈川県立近代美術館・館長の水沢勉さんとの対談もあります。
4月5日まで。ぜひご高覧ください。

今なぜ、デュシャンか? 解読された「大ガラス」若江漢字
http://www.gallerytom.co.jp/
東京大学の駒場キャンパス内にある「駒場博物館」では、1980年に制作された「大ガラス」東京ヴァージョンをご覧いただけます。ギャラリーTOMより徒歩12~15分程度の場所にございますので、ぜひこの機会に合わせてご覧いただければと存じます。
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/

保田春彦さんとのお別れ2018/01/25

 当館での展覧会−文芸のまなざし『家』~2005 年9月16日(金)~11月27日(日)にご出品の保田春彦さんが1月20日にご逝去されました。保田さんとは2004年に若江が鎌倉の近代美術館個展の折に 同時に同別館で開催した奥様のシルビアさんの展覧会がきっかけとなり親しくさせていただきました。 「文芸のまなざし」展の折、一緒にご参加いただいた高橋睦郎さんや酒井忠康さんと竹林に面した裏のデッキで貴重な話をいっぱい聞かせていただきました。 凛とした佇まい、まるで剣豪のようjな鋭いまなざしが今も昨日の事のように目に焼き付いています。 保田先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
李禹煥さんも加わりものすごい面々です。

迎春2018/01/06

 2018年が始まりました。 カスヤの森現代美術館の最初の展覧会は「コレクションのススメ展」、どこかで耳にしたような、ひよっとすると福沢諭吉の「学問のすすめ」になぞらえてのネーミング? 開館当初には、作品鑑賞から一歩踏み込み作家の未来を共有してほしいと考え、「十萬円マデ展」とちょっとエゲツナイと言われたタイトルで小品を出品していただき展覧会を続けていました。 その後、東北の震災などの出来事が続き社会の雰囲気がすっかり変わってしまいました。 暫くぶりに再開を決めたのは河口龍夫さんの一言、「あの展覧会がないと小品を作るきっかけが無くって残念・・・」に押されたのです。 ボイス・パイク・ポルケそして宮脇愛子さんは亡くなられましたので収蔵作品からの出品ですが、若手から熟年作家までの21名の様々な表現が楽しめる展覧会になっています。 新春のひとときゆっくりとお気に入りの作品を見つけてみてください。 明日は午後2時から作家を囲んでのオープニングパーティがあります。どうぞ、どうぞ気軽にお出かけください。

仲良く日向ぼっこですニャン。2017/11/24

 門限の時間まで親子仲良く日向ぼっこして待ってます。 黒猫のブーちゃんは石の上にもなんとかで、手持ちぶさたです。

栃木県立美術館の企画展に出品2017/07/23

 現在栃木県立美術館で開催中の「2Dプリンターズ」展に若江漢字さんの「Kristallnacht 9・11 + 11・9 連鎖」の完全版が展示されています。

 この作品は2003年に当館で開催された「若江漢字展 シリーズ・テクスト《夜の現代史》」で初めて展示された作品で、その後2004年に神奈川県立近代美術館、2004年の年末から2005年にかけて青森のACAC、2008年ケルンのノイエス・クンストフォルム、2011年の横須賀美術館でも展示されました。それぞれ会場に合わせた展示方法なので同一作品とは考えないと言える作品です。
 今回の栃木では6枚の写真が収められたブリキ製の箱が6箱、写真が計36枚壁面に展示されています。 6枚の写真は若江さんが1983年から2003年にかけてベルリンの壁やエルサレム、エッセンのシナゴークなどを取材して撮影した写真です。2001年のツインタワーに飛行機が突入するテレビ画像もあります。今の時代に起きている出来事は過去からの連鎖として捉える若江さんの時代への視座でもあります。

この展覧会を企画した山本和宏さんのテキストでは「〜芸術における自律的価値への疑問を投げかけています。すなわち芸術における有用性の有無という古典的な問いの再考をも促しています。〜」 この展覧会おすすめです。(9月18日迄)

田口和奈展のオープニング2017/06/09

 4日のオープニングには早くから画廊の方や作家、また共の会の方々が出席してくださって和やかなとってもよい会でした。
 田口さんの作品もこれまでの「非在の肖像」から視点が大きく変わり、印画紙に図像が現像されるプロセスで、どんな資材と結びつくか、その微妙な違いを求めて実験的な写真作品が出品されています。

 一方で「ファウンドフォト」といった写真を20枚近くパネルにレイアウトし展示、被写体の持つ時代などのインパクトが強く出ています。
 バライタという印画紙にこだわりつづける田口さんの作品、そのデリケートな印画紙に焼き付けられた表情をぜひ見てください。

会期を延長します。2017/02/19

 開催中の宮崎郁子展ですが、後半にはいってからSNS効果もあって日々来館者が増えています。作品の画像は様々な表情をもって増え続けているようです。見る人それぞれの捉え方でひとがたの性格まで違っています。  一週間延長で3月12日(日)までとなります。 この機会にあなただけの表情を捉えてくださいますか、この展覧会で作品の撮影は自由です。 宮崎さんの今年のテーマの母子像・聖者・クルマウの街並み