若江漢字−絵画 克服される現在–が始まりました。2020/03/22

 昨日からカスヤの森で新しい展覧会がスタートしました。 2015年に開催した–解読された「大ガラス」展以来5年ぶりになります。若江漢字さんが長い間研究を続けているマルセル・デュシャンの問題作、通称「大ガラス」からフィラデルフィア美術館に残された「遺作」までの隠されたキリスト教的なストーリーを構築して絵画化しています。
COVID19の先行が不透明な時ですが、換気で風通しをよくし、除菌消毒を励行し、開館しておりますのでどうぞ鬱陶しい気分に負けずにご来館ください。 毎日曜日には作家が在館しています。

松澤宥-80年問題展 終了いたしました。2020/03/12

 先週末3/8日が最終日でした、本来ならNYから富井玲子さんをお迎えして松澤作品についてのレクチャーをしていただく筈でした。 講演会は出来ませんでしたが、予定に入れて下さった方々が展覧会だけでも見ておこうと考えられてか、寒い雨模様の天候にもかかわらずラウンジの各テーブルがそれぞれの話題で大賑わいの一日でした。 また、信濃毎日新聞3/6付に当館の展覧会がカラー刷りの大きな記事で紹介されました。 記事を書いてくださった編集委員の植草さんは松澤さんのテートモダン(2001年)の展覧会に同行取材されました。
 コロナウイルス感染拡大は止まるところを知らずに、とうとうパンデミックとWHOが宣言するところとなってしまいました。 松澤さんの作品「80年問題」制作の契機ともなったの「人類は80年で滅亡する」(上野勛黄・西澤潤一共著2000年刊)中で、次のように書かれています。    ー微生物の誕生から原始藻類が海中に誕生するまでの進化の時間は、実に200億年もかかっている。哺乳類の誕生は2,5億年前、人類の誕生は200万年前にすぎない。ガイアは、自らの歴史に照らせば、一瞬にも満たない50年や80年の延命像に苦慮している人間たちをあざ笑いながら、自らを飾る次の主役をイメージしつつ、生物の組み替えを企画しているのかもしれない。ー

松澤宥展の初日2020/01/10

 昨日は当館での第5回目になる松澤宥さんの展覧会初日でした。
(一般財)松澤宥プサイの部屋を率いていらっしゃる長女の久美子さんが松澤さんのイメージピンクのセーターをお召しになり、ピンク色の花がいっぱい詰まった素敵なアレンジメントを抱えて来てくださいました。
昨年刊行の当館小誌「IMBOS」に松澤さんのことを書きましたが、昨日も過去の松澤展についての様々な記憶をお互いに話し、中でも1975年にジョージ&ギルバートが下諏訪の松澤邸を訪ねた時ことなど、またそれに先立ち、71年にはロンドンの彼らの家を訪ね、彼らはホテルで松澤さんと久美子さんは彼らの家に泊まったことなど聞かせていただきました。 この展覧会では主に当館収蔵作品を展示していますが、昨年から アメリカ各地を巡回中の松澤展の会場風景をスライドショーにして流しています。NYのジャパンソサエティーからスタートし、ポートランド、ロス・アンジェルス、ミネアポリス、そして今月末からはハワイ大学の付属美術館での開催となっていますが、各会場でのいろいろな展示が見どころです。 また、当館での2002年のパフォーマンス画像を含めた数カ所での松澤さんの映像を上映しております。この機会に松澤宥の量子芸術の世界にお入りください。

袴田さんの作品2019/11/07

 袴田さんの展覧会が始まってからまもなく三週間になります。 作品に生のレモンを使っているので、当初は傷みがきて毎週のように交換しなければならないと思っていました。 ところが、初日からいままで一度も変えていません、思いの外傷みが来ないのが驚きです。 この展覧会で袴田さんがテーマとしたボイスのカプリバッテリーは「1000時間後にバッテリーを交換せよ」というボイスの指示書きがあります、1000時間はおよそ41日間になるのですが、日本の気候では生のレモンはすぐに傷んでしまい、そのまま青カビで覆われてしまいます。カプリバッテリーの場合のレモンはプラグの銅線を差し込むので余計に傷みが早く、交換が早いので苦労します。 この展覧会のレモンは上には木枠を乗せていますが、傷もないので まだ何日かは鮮度を保ちそうです。

袴田展、初日に対談とパーティー2019/10/20

 昨日、袴田京太朗展の初日でした。 オープニングには栃木県立美術館シニア・キュレーター山本和弘さんをお迎えして作家との対談がありました。
台風のことや、様々にお忙しい中で私たちの予想をはるかに超えた方々が来てくださいました。
当館での展覧会のテーマとして袴田さんが選んだ作品が、ヨーゼフ・ボイスの最晩年1985年の作品「カプリ・バッテリー」、展示会場に2階のボイスルームから降ろしました。 そして、そのケースと同じサイズの合板の枠を作り、1つは立てて、もう1つは9個のレモンに乗るように横たえられています。 袴田さんの作品を作家活動の初期から山本さんは見ていたそうです。壁面の展示作品はボイスのドローイングから立体化した女性像です。
対談後の質問では、やはりボイス研究の第一人者である山本さんにはボイスについて、どうしたら彼の作品を理解できるかなどといったごくあたりまえの疑問を投げる方がいて、とても丁寧な回答を出されていました。 この様子は会期中、第2展示室のビデオでご覧いたけます。
作品でもある、パラフィンで成型されたカプリバッテリー
友人からの差し入れ、黒糖くるみはジンジャー風味が効いて美味しかった。

「それから」展、始まりました。2019/06/05

 6月1日(土)に3人展「それから」が始まりました。 いつもより長く、ほぼ3週間ほど展示替え休みを取らせていただきました。 作家がそれぞれ京都・ウイーン・ベルリンと遠方なので集荷と展示の時間を余裕を持って考えたのですが、田口さんはちょうど東京での個展のために5月初めには帰国されていて、木村さんは所属の画廊からの作品搬入、森さんはこの展覧会に合わせて新作版画を制作され、思いの外、短期間での集荷と展示ができました。 初日には、田口和奈さんが参加され、オープニングパーティでは来館された方々と和やかなひとときを楽しんでいただきました。
いつもの定番、チーズディップには自家菜園のソラマメ、グリーンサラダも自家菜園からの採れたてのベビーリーフ。

6月1日(土)新しい展覧会のスタートです。2019/05/30

 しばらく展示替えのためにお休みをいただいております。 次に始まる展覧会は、「それから、」と題する3作家の展覧会です。 活動の舞台はそれぞれ、京都、ウイーン、ベルリンと広範囲にわたっていますが、今回の展覧会をきっかけにネットを使ってコミュニケーションを取りあい、展覧会のタイトルも3人の命名によるものです。 田口さんと森さんは以前にもカスヤの森現代美術館で展覧会(田口さんは個展とアテンプト展、森さんはアテンプ展)に出品していただきました。 令和に入って初めての展覧会、女性作家の活躍がまざましい時代を先取ってのセレクションをどうぞご期待ください。
裏庭の紫陽花が色ずき初めました。これから日々鮮やかな色合いになるのが楽しみです。

今津景展の最終日です。2019/05/12

 平成から令和へ二つの時代にわたる展覧会でした。 大型の10連休には、大勢の方に新聞やSNS等の情報で来館していただきました。ご来館、本当にありがとうございました。 今津さんは今年も、とてもすばらしい展覧会に出品されて作家として良い機会に恵まれています。 2月9日からは六本木クロッシング(森美術館)、3月16日から当館の今津景展、そして4月13日から横浜美術館の「meet the collection」へどれも大作の出品です。六本木と当館は今年の新作(一部は昨年、一昨年作)で、今津さんの持つ制作のエネルギーにはなんとも驚かされています。 そして、8月1日からは愛知トリエンナーレが始まり、きっと今は制作の真っ只中でしょう。 それだけ注目度が高いのは、やっぱり作品の持つ魅力に尽きると思います。 インドネシア在住ですが、世界に羽ばたくアーティストとして、これからの作品がとても楽しみです。 窓からの風景が季節の変化ですっかり変わりました、竹林の筍も天まで届きそうに成長しました。
野ばらの白い花が咲きました。
梅花ウツギの白い花が爽やかです。

今津景さんのオープニングがありました。2019/03/20

  先週土曜日に今津景さんの展覧会が始まり、初日にはオープニング・パーティがありました。 現在はインドネシア・バンドンにお住まいの今津さんは11日にこちらに来られて展示作業がすぐに始まり、展示が終わると次なる展覧会の打ち合わせが入っていました。 オープニングパーティーでは、インドネシアで制作された今回のバナー作品の洞窟について奥深いジャングルの中にあり、日本人としてインドネシアに住んで知る様々な問題などを話されました。
おふたりの好物、新鮮な鯛とスズキのカルパッチョ、アボガドとトマト、モッツァレラのサラダ、いなり寿司、サモサなどを食べながら、お客さま共々楽しい時間でした。

目下、準備中です。2019/03/13

 今週土曜日から始まる今津景さんの展覧会、11日から準備にかかっています。 展示室の壁3面をピッタリ覆ったバナー、お住まいのインドネシア・バンドンにある二つの洞窟の画像がこちらに迫ってくるようです。PC を使った画像を引き延ばして、新作絵画とのコラボレーション作品です。 今日はほぼ仕上げて、16日のオープニングを待ちます。 今までのカスヤの森に突如、異次元空間の出現です、この今津景の創造空間を体験してみてください。