カスヤの森の七夕2011/07/07

竹林に囲まれているカスヤの森現代美術館、七夕に飾った短冊に書いたのは「元気な日本になーれ」 自分にいいきかせている言葉でもあり皆さんに呼びかけている言葉でもあり、大きな願い事でもあります。旧暦の七夕までカスヤの森現代美術館に来館されたら願い事を短冊に記して竹に吊るしてみてくださいね、、、お願いが叶うようにしっかりと結んで、、、。

蓮の花が見頃です。2011/07/09

夏の暑さに負けるどころか、暑さを喜んでいるかのように涼しげに咲く鉢植えの蓮の花が一つまた一つとだんだん数を増しています。

薄紅色の丸い形、とんがった形で花弁にピンクの縁取りのある白い花などいろいろな連華と大きな光り輝く翠の葉、この世の華と思えない美しい華なので昔から仏さまに供えものとして使われたのでしょう。

「因果倶時」といわれるように蓮は華が開くと同時に実を結んでいるのです。原因と結果が一緒になって現れます。お釈迦様の説法にも出てくる話です。

花の命はせいぜい三日間ほどで花弁がパラパラと落ちてしまいます、来週あたりが一番の見頃になりそうです。

自分たちだけの楽しみにしては叱られそう、、。
すこし早めにお出かけになったら、まだ開いたばかりの蓮華がお待ちしていますよ。

10年ぶりの「インボス」発行2011/07/10

「IMBOS」-聞き慣れない言葉ですが当館発行の小冊子の名前です。

以前少し住んだことのあるオランダの小さな小さな土地の名前から取りました。

1994年の開館後、身近な方々の日頃の思いなどを自由に書いていただく場として発行し、2002年の3号を最後に休刊しておりましたが、知人のデザイン会社の協力で10年ぶりに4号刊行となりました。J2高橋社長に心より感謝です。

コンテンツが驚きなんですが、10年後の再刊で3号の続きを読むことが出来たり、画家OJUNさんの身体論的な絵画制作話が入ったり、ボン在住の天文学者小平桂一さんは世界遺産指定への様々な国の問いをドイツから投げかけています。

A5判/47頁8人の様々な分野の方の読み応えのある文章が入っています。ご希望の方には280円切手同封でお申し込みいただければお送りします。

七夕点心始めました。2011/07/13

梅雨明け以来、連日日陰に置いた温度計が30度を超えています。いまは34度を指しています。戸外の気温は40度になっているはず、、。
これからまだまだ続く真夏日に水分補給とおいしい食事で猛暑を乗り越えてゆきましょう。

七夕点心??もうとうに済んだと言われそうですが、七夕は旧暦で行いたい行事の一つで今年は8月6日になります。
新暦の7月と違い夏の夜空には天の川や牽牛・織女がすっきり出てくれます。
そこで今年の夏メニューとして七夕点心をはじめました。
縁起のよいそうめんを竹筒に入れてつゆを張り、竹筒を抜くと中の海老や椎茸、三つ葉などが一緒に出てきます。彩りのよい野菜の手綱寿司・笹の葉寿司・玉子豆腐・茄子田楽等々、、とくに暑い最中なので口あたりのよい献立にいたしました。

ご予約は前日までお願いいたします、期間は8月21日までの予定です。
お一人様:2500円(入館料込み)お二人様より承ります。

みどりさんのピアノリサイタル2011/07/15

ニューヨーク在住のラーセンみどりさんが今年もカスヤの森でリサイタルを開かれます。みどりさんのリサイタルは今回で優に10回を超えています。

昨日お母様と打合せに来られたのですが初めてのリサイタルはまだアメリカ留学中、それも美術系の勉強をされていました。その間にピアノの才能を認められて美術から音楽への転向、よき理解者に囲まれて大きく羽ばたきながら。好きなスペイン音楽に魅せられ、演奏にフラメンコ舞踏を取り入れてみたいと話されていました。姿勢が抜群によく
フラメンコを始めてから身長が伸びたそうですよ、、。
現在ニューヨーク大学の演奏科博士課程在学中です。

スペインの作曲家アルベニスの情熱的な曲も入った楽しみなプログラムです。

詳細は下記です。まだすこしチケットがあります。

7月23日(土) 18:30 開場 19:00 開演
チケット 一般 2500円 学生 2000円 (飲物・お茶菓子付)

チケットご希望の方は 
090-3400-4834 / mwkkane@docomo.ne.jp

竹林のフローさん観音2011/07/16

 さっきまで竹林に西日が差し込み、みどりの葉の裏から幻想的な光線の筋が何本も伸びていました。

裏の竹林には14年ほど前に設置した釈迦涅槃像を中心に250体の羅漢さまや様々な仏さまがいらっしゃいます。

鹿島神宮の笹本石材さんに五百羅漢像をお願したところ、国産御影石ではとても予算が足りないので中国雲南省の御蔭石で作っていただいた石仏達です。

その石仏を一目見てとっても気に入ってくださったのが、フローレンス西村さんでした。設置して間もない頃でしたが、半跏思惟像のやさしいお顔がフローさんにどこか共通していていまもよくその笑顔を思い出します。

「私に会いたくなったらここに来てね」、お元気な頃レッスンの方達にそんな言葉をかけていましたが、お亡くなりになってからもう7年。
フロー観音と名付けて美術館のラウンジからよく見える場所に置かれています。

今日から七夕点心が始まりましたが、フローさんに一番に報告したいです。アドヴァイスもいただきたいです。
私の年齢で三崎で数十人の生徒にレッスンをしていましたが、その内容の素晴らしかったこと、フローさんに出会えて幸せでした。

ゲスト紹介2011/07/17

 今日は最高気温が40度なんていうようなところもでるのでは、日中の暑かったことといったら、身に危険を感じるようでしたね。

そんな暑さの中でお二人のゲストがバッタリ鉢合せ、神奈川県立近代美術館館長の水沢勉さんと岩手県立美術館館長の原田光さんです。

その昔お二人は県立近代美術館鎌倉で学芸員として机を並べていらっしゃいました。そしていまはお二人ともに美術館館長ということもご一緒です。

居合わせた建築家の二人を交え、自生のミントティーでのどを潤しながら話の花が咲きました、ラウンジが賑やかに盛り上がっていました。

松谷武判さんとラルフ・ペティさんの展示中で、やはりフランスに係わりのあるゲストが多く来られます。
作家によってのゲストなので出会いが大きな楽しみの一つです。

我が家の「なでしこ」2011/07/20

 やったね!「なでしこ」
やっぱり日本女性はすばらしい!!こころよりおめでとうです。
なによりチームの面々のすがすがしい表情に心が洗われました。

そうそう、我が家にも「なでしこ」がいたんです。
ご紹介しますね。
風知草の鉢の中からけなげに花を咲かせる「河原なでしこ」、毎年なんの手入れもしないのに今頃になると風知草の葉の中から淡いピンクの花が咲きます。いつもはひっそりとしていてもきっちりと花を咲かせます。そんな「なでしこ」どこか重なって写真に撮りました。

昨日、ニュースコメンテーターが言っていましたが、「なでしこジャパン」
の優勝パレードをしてはどうでしょう。。
銀座通りをオープンカーで華やかにパレードしたら日本中で喜びが倍増して幸せになります、こんなチャンスはそうそう来てくれません。
石原都知事、ぜひお願いします。

水玉の世界2011/07/21

台風の雨が蓮の葉の上の一粒の水玉になりました。

一粒にあたりの世界が写り込んでいました。

ピアノの調律中です。2011/07/22

明日のみどりラーセンさんのリサイタルに合わせ、みどりさんがいつもお願いする調律師のサウンドウエーブ・斎藤さんがみどりさんと打ち合わせして、先ほどから調律をしています。

フランスのラモーというピアノですが、高音がとてもよく響きすてきな音を出してくれます。

いつもはボイスの展示室の階段下のピアノ庫に納まっていて、時々の出番が待ち遠しいと思っているでしょう、明日はみどりさんの期待に応えて思う存分鳴ってね。