只今、休館中です。2012/09/01

 今週は遅い夏休み中です。 今年は新学期のスタートが土・日と重なったので9月3日になるそうです。 カスヤの森現代美術館も今週一杯休館中です。 来週金曜日からはパリ在住のシモン・パシエカさんの絵画展になります。彼はパリ20区にアトリエを構えるドイツ人の画家で奥様は声楽家の日本女性です。 今回の出品作品は墨を使ったモノクロームの絵画で、墨の濃淡による描写は写実的でありながら現実には有り得ない世界を描きだしています。 8日(土)15:00よりオープニングをいたします。 奥様が歌うドイツ歌曲でスタートいたします、ぜひお気軽にお出かけくださいませ。 シモンさんの世界に会いに来てください。

シモンさんご一家2012/09/07

 今日からスタートしたシモン・パシエカ展、この展覧会を機にパリから来日されて5日と6日に展示作業をしていただきました。 奥様の和世さんは声楽家で明日のオープニングにはシモンさんの希望でドイツ歌曲を4~5曲歌っていただけるそうです。毎日細かなドイツ語の指導をこちらに来る電車の中でも特訓受けていると話されていました。 一人っ子のマイアちゃん(二歳)も展示作業に加わり和やかな家族写真が撮れました。 マイアちゃんは普段ご両親とはフランス語でお話しして、シモンさんとはドイツ語、和世さんとは日本語でお話が出来るので、この環境ではいながらに数ヶ国語をマスター、コミュニケーション語学はかくあるべし。

シモンさんのオープニング2012/09/09


  昨日はシモン・パシエカさんの展覧会のオープニングでした。   様々な方々に来ていただきとっても盛況な会になりました。 横須賀市の吉田市長もお忙しい日程の中で駆けつけてくださってお話もしていただきました。


和世さんのドイツ歌曲の素晴らしい声に聞き惚れました。 そしてシモンさんの自作解説も意味深いものがあり見れば見るほど興味深くなります。

栗と白萩 そして酔芙蓉2012/09/14



  8月中旬に当館の展覧会のためにパリからやって来てくださったシモンさんご一家、展示・オープニングを終えて昨日パリへ戻ってゆかれました。 ちょうど真夏の暑い盛りでしたが体調を崩すことなくお元気に過ごされて本当によかったです。特に2歳のマイアちゃんのパワフルな動きに疲れを知らない子供の力強さに感心してしまいました。 今ごろはパリの自宅で長旅の荷を解かれている頃でしょうか、。 28日からパリ郊外のブール・ラ・レーヌ市で始まるもう一つの展覧会の準備で忙しくなりますね。 展示などで忙しくしている間に竹林に「秋」を見つけました、、。



定家葛の実がつきました。2012/09/15

 春には真っ白な花で覆われた竹林の榎に絡んだ定家葛でしたが、いまはその花が実を結んでちょうど豆の鞘のような形の実になりました。 これから鞘がはじけて中から綿のような実が飛び立つそうです。 竹林の中では毎日ストーリーが書き換えられています。

パリでのシモン・パシエカ展ご案内2012/09/24


  当館と同時開催されるパリ郊外のブール・ラ・レーヌ市でのシモンさんの展覧会が来週から始まります。(9月28日~10月21日迄) それに先だって27日19時より市長さん主催のオープニング・パーティーがありその案内をいただきました。 当館としても日仏交流の小さな架け橋となるべく、ぜひ出席したいと考え二人でパリに行くことになりました。 パリから電車SCNFで30分くらいのブール・ラ・レーヌ市のジョン・ノエル・シュブロア市長宛に吉田雄人横須賀市長の親書も預かりました。 気候はすっかり秋なので寒さの備えを万全にして行かなくっちゃ、、。


 シモン・パシエカ展の小カタログがフランス側で作成しました。 パリで発表される色彩豊かな油彩やテンペラ画と当館で展示中の 墨を使ったモノクロ・ドローイングが入っています。一方がフレンチ、もう一方が日本語で構成されて一冊になっています。 テキストはシモンさんへ向けたいくつかの質問に答える形になっています。 「どうしてパリに住むようになったんですか」等フツーの質問に丁寧に答えています。 彼の作品の成り立ちを知る上でとても役立ちます。 一部¥500でご購入いただけます。