宮田まゆみさんの笙コンサート2014/05/29

 宮脇愛子さんの展覧会によせて、笙のコンサートがありました。 笙の第一人者、宮田まゆみさんが宮脇さんのお祝いとして演奏してくれたました。 宮脇さんの1959年から2014年の今年制作の作品の中で静かに笙の音色が流れると「今」という時間に作品を引き出し、空間に音と共に動くような力を発揮し始めました。
 ジョン・ケージの曲はサイコロの目がでた4番を演奏したり、ちょっとチャメッケをみせてくれました。 車椅子で参加の愛子さんはジッと聞き入って身動きだにされませんでした。良い音楽を聞くといつもこうなのだそうです。
 その後、愛子さんと共に一同、竹林へ移動しました。 竹林の「うつろひ」の中で宮田さんは細川俊夫作曲の「うつろひ」より抜粋して演奏すると、竹林を渡る風が笙と呼応するかのように喜びのそよぎが起こり、西からの光が竹の間からキラキラと竹の幹や地面に遊ぶように揺らぎ初めました。
 演奏が終ってから、きっとなにか降りてきていたのね、、素晴しかった、口々に感嘆の声があがりました。
 京都から宮脇さんのご友人の浅田彰さんも駆けつけてくださっていました。