ボイス展が始まりました、レクチャーの様子です。2014/08/10

 カスヤの森現代美術館開館20周年とボイスが展覧会の為に来日してから30年を記念して、2009年以来の当館での本格的なボイス展を開催中です。  オープニングを兼ねて1回目のレクチャーを若江漢字さんにお願いいたしました。難解といわれるボイスを少しでも自分の中に取り込んで理解したい気持ちを持つことは、ボイス作品に向き合ったときに自然に沸く感情だと思います。


 若江漢字さんはボイスを文明論から紐解きはじめ、作品を美術鑑賞として考えるのではなく彼の思考の道筋として入って見ては、と話されました。  個人コレクターからお借りしたボイスの素晴しい作品を直に見ることの出来る貴重な機会です。当館、全館がボイスの思考で満ち満ちています。