解読された《大ガラス》若江漢字展が始まります。2018/03/08

 2015年にカスヤの森現代美術館で開催した同じタイトルの展覧会が明日から渋谷・松濤にあるGalleryTOMで始まります。
今年がマルセル・デュシャン没後50年でもあり、ギャラリーオーナーの村山治江さんからの依頼で実現したものです。
当館で出品したマルセル・デュシャンの俗称「大ガラス」ですが、今回は一回り小さいサイズの100号となりました。他にも遺作についての考察からの絵画や1970年代に制作のオブジェなど展示いたしました。
3月11日には神奈川県立近代美術館・館長の水沢勉さんとの対談もあります。
4月5日まで。ぜひご高覧ください。

今なぜ、デュシャンか? 解読された「大ガラス」若江漢字
http://www.gallerytom.co.jp/
東京大学の駒場キャンパス内にある「駒場博物館」では、1980年に制作された「大ガラス」東京ヴァージョンをご覧いただけます。ギャラリーTOMより徒歩12~15分程度の場所にございますので、ぜひこの機会に合わせてご覧いただければと存じます。
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/

ギャラリーTOMでの対談2018/03/17

 3月11日に渋谷・松濤・ギャラリーTOMで開催中の若江漢字展で神奈川県立近代美術館館長の水沢さんと若江さんの展覧会タイトルにある「いまなぜデュシャンか」をテーマとした対談がありました。 階段席まで使って、会場いっぱいの来場者で盛況な会でした。 (展覧会は4月5日まで) http://www.gallerytom.co.jp/index.html 若江漢字さんの研究テーマでもある俗称「大ガラス」の解釈講座という意味合いの対談でしたが、1980年制作の東京バージョン(駒場・東大資料館で展示中です)をお二人で見学した後の対談だけに、1923年から続くデュシャンからの問いかけに、様々な解答を出しています。 そんな答を聞いてデュシャンはどんな表情をしているでしょうか、今年、没後50年になります。

早咲きの桜が満開です。2018/03/17

大輪の真っ赤な椿は挿し木から育ちました。
春一番のムスカリ、毎年咲いてくれます。
貝母の花の見頃は束の間です。
裏手に群生しているクリスマスローズ