Art action - Celtic 19712019/09/01

今回のボイス展では清里現代美術館コレクションが加わり、今までより少し充実した展示になりました。 中でも1971年バーゼルの地下壕でのアートアクションのフィルムとゼラチンの入った瓶、その記録写真が入った布張りの箱「Celtic」はボイスの作品の中でもとても大事な作品の一つです。 他の幾つかの作品と合わせてガラスケースに納められ展示しています。加えて、アートアクションの映像も流しています。
映像では、コートを着込んだ人々が会場に溢れんばかりに詰めかけ、目を輝かせてボイスのアクションを取り囲んで見ています。その表情はさすが時代がかかって見えます。かれこれ50年前の出来事ですから・・・。でも時代を超えて今も心を打つボイスの理念が読み取れます。 高い理念・叡智をゼラチンにたとえ、一つ一つ大きなトレイに集め、一気に頭からかぶってしまいます。その表情は全ての叡智を引き受けていくといった気概に満ちています。

台風15号の爪あと2019/09/13

月曜日に三浦半島をかすめ、東京湾に抜け、房総半島に上陸した台風15号は、本当に今までにない強力な威力を持って大地に襲いかかってきました。 地球温暖化の結果でもあり、自分たちが引き起こしたとも言える災害に、足元がすくわれるような気持ちになります。 ボイスは地球を人間に例え、その肺の部分はアマゾンのマットグロッソであると言っていました。そのアマゾンが火災で燃えています。人間のエゴがその消火を阻んでいるんですから・・・救いようのない地球の生き物ですね。

バッタさんと月見団子2019/09/13

 毎年、十五夜にすすきで作ったバッタと饅頭を届けてくださる方がいらっしゃいます。 まるで本物のバッタがすすきに止まっているかと見紛うようです。 今年はすすきに合わせて、まん丸な黄菊の花が入っていました。お月さまが出なくても菊の月見ができます。 昨年に栗の大木を切ってしまいましたので、残った一本の栗はあまりご機嫌が良くなくて少ししか栗の実がついていません。 でもイガの間から実が顔を出しています。 残暑もあとちょっとの辛抱ですね。

台風の後始末できました。2019/09/20

 9月9日の未明に襲来した台風15号の被害は三浦半島から房総半島の広範囲にわたっています。千葉、房総の被害は激甚災害といっても間違いではないほどの惨状です。元気に1日も早く元の暮らしに戻れるよう祈っています。 当館も裏の竹林や森の木々が目も当てられないほどの状態でしたが、東京の業者さんが猛スピードで片付けしてくれました。切った竹や木の運び出しての処分はまだまだですが、とりあえず竹林散策は大丈夫です。
榎の太い枝は折れてしまいましたが、まだ繋がって垂れています。近々植木職人さんが入って落とします。
季節外れの杜若の薄紫色から桔梗の紫色が、清楚に秋の気配を漂わせていました。
今年も赤い水引草が元気いっぱいに育っています。