−流転のなりゆき−がスタートしました。2023/09/03

 残暑の厳しい中でしたが大勢の方々がオープニングに来てくれました。 昨日から始まった古堅太郎・福田惠・武田竜真の3人展「流転のなりゆき」、それぞれ広島、ベルリンから展覧会のために来てくれました。武田さんのフライトが1日遅れたりしましたが、オンラインでの展示の打ち合わせも済んでいたせいか、いたってスムースに進みとても見応えのある展示になりました。

子育て世代のカップルも多く賑やかで家族的な雰囲気のパーティーでした。
3人の作家それぞれに現代社会への考えや意見を作品に込めて制作されています。3人はベルリンに滞在・制作していた時に知り合ったそうです。武田さんは7月から8月にかけてベルリンでも展覧会があり、それが終わってすぐにこちらへの向かわれたようです。パーティーが終わって古堅さん、福田さんは広島へ、武田さんは次の滞在先の東京へ向かって去ってゆかれました。 作家の皆さま、ご来館いただきました皆さま有難うございました。 会期は11月19日までと先が長いのでお知り合いの方へもご案内していただけましたら嬉しいです。

4年ぶりのピアノコンサート2023/08/25

 コロナも5種への移行になって、ようやく当館主催でのピアノコンサートを開催できました。

市川秀男さんのコンサートは2018年に開催してから5年も経ってしまいました。その時収録したCDはライブ感が感じられとってもステキな演奏で、いまでも人気のCDです。 以前にも書きましたが当館の曲「K'S MUSEUM」は中でもとても気に入っています、当館のドローン画像のBGMでもあります。 今回は2部構成で、おおよそ2時間近い演奏時間でしたが、前半の繊細でみずみずしいフレーズが重なってつくられるピアノの音色に魅了されました、後半には乗り切ったピアノ演奏にスイングしている方も多くて会場が広かったらきっとみんなで踊りだしたと思う。

Happy Birthday to Kanji !2023/08/14

友人が若江漢字さんの誕生祝いに百合の花とバースディーケーキを持って来てくれました。 以前に誕生祝いについて、ドイツ人の友人が誕生がなければ何もなかったのだから、毎年の誕生日は大切にしてお祝いするのだと言っていました。

我が家では亡くなった命日を過去帳に記しているのに誕生日カレンダーは作っていないのでこれから作らなくちゃ!

残暑お見舞い申し上げます。2023/08/12

 毎日の水やりが大仕事になっています。 草花のグッタリしているのを見ると命を繋ぐ使命を感じ、閉館後に一時間をこえる仕事になりこちらがぐったりです。

空の入道雲をみると秋も遠からず・・・恵の雨が欲しいのですが・・・ 激しい台風はご免です。
竹林の散策道に建てた石柱は4本あります。 それぞれに短い文章が彫られています。

パチンコ四部作完結編が出版されました。2023/08/03

当館の友の会々員の杉山一夫さんが「コリントゲーム史」を出版されました。
昨年7月に法政大学出版局から「玉ころがし」を出版されてからちょうど一年になります。 杉山さんは「パチンコ誕生」から始まって「パチンコ」と今回の出版でパチンコ四部作が完結したようです。 いずれの本もパチンコのルーツを念入りに掘り下げて調べて尽くして索引も細かにつけています。入念で緻密な調査には本当に脱帽です。
「コリントゲーム史」は杉山さんのパチンコに関しての完結編となるようです。
杉山さんにとって、こだわりのパチンコ史には終わりがない深い世界なのではないでしょうか。
発行:  めい出版 横須賀市桜が丘1−8−13       
046-834-5851
5,000円 税別

永遠回帰の島ーエーゲ海2023/07/23

坂倉新平さんの絵に描かれているブルーは度々訪れたエーゲ海のパトモス島の青だと思う。 立花隆の「エーゲ海 永遠回帰の海」にニーチェの「ツアラツストラはかく語りき」から下記のような言葉が書かれている。
一切は行き、一切は帰る。
一切は死滅し、一切は花開く。
一切は敗れ、一切は新たにつぎあわされる。
一切は別れ、一切は再び相まみえる。
存在の円環は永遠にみずからに忠実である。
すべての刹那に存在ははじまる。
万物は永遠に回帰し、我々自身もそれとともに回帰する。
坂倉さんはご自身が15歳まで寺で育ったことが内面的な基礎となっていると書かれています。 エーゲ海に感じる心はきっとこのような仏教的な結びつきによるものではないかと思われる。

竹林のノリウツギが満開2023/07/21

連日の暑さの中で竹林の散策道入り口のノリウツギの白い花が満開です。

別名ではピラミッド紫陽花ともいわれるようですが・・・紫陽花が終わった頃から白いピラミッド形の花が咲き始めます。 八ヶ岳など寒いところでは白い花をそのまま秋まで咲かしておくとピンク色に変わって素敵な秋紫陽花として楽しめるようですが、横須賀の暖地は白から枯れた茶色になりとてもそのままにしておけません。
いま盛りのピラミッド紫陽花を部屋にも活けこみました。
この時期だからこその紫蘇ジュースを今年もご用意しました。 どっさりと赤紫蘇と香りづけの青紫蘇をたっぷり入れました。

ベルリンの画廊2023/07/16

ハンブルガーバーンホフの一枚の展示風景

久々のドイツへ2023/07/15

 友人のドリス・ヴァイスの展覧会を機に知り合ったブルーンさんご夫妻、1998年の7月開催の展覧会だったのでちょうど25年前のことです。 その後も折々に両ご夫妻との旧交を暖めてきました。

コロナ感染の対応も厳しくなかなかドイツへ出向くことが叶わず、昨年ドリスさんのご主人の体調が思わしくなく心配だったのでお見舞いを兼ねて思い切って6月27日から10日間ドイツへゆきました。 もう1つの目的としてベルリン在住の武田竜真さん参加の展覧会がベルリンの画廊でオープニングがありぜひ参加したいと考えたからです。 ベルリンもいたるところ工事中ですが画廊の空間サイズの大きさにはビックリでした。 教会をリノベーションしたところや工場をリノベーションした画廊など天井高は日本の画廊では考えられないスケール感を持っています。 そこではブリジット・ライリーの壁面直に描かれた線と線が交差する作品などが思い切った広がりの作品を展示。彼女は92歳と高齢ながらまったく劣えることのない表現力で作品をつくっているのには感動でした。
ブルーンさんの住む北ドイツ風景はエミール・ノルデ、カスーパー・ダービット・フリードリッヒの絵画に繋がります。

美術館のタワーに目が出現!2023/06/23

 カスヤの森現代美術館ラウンジのタワー外部部分に目が出現しました。 竹林から建物を見るとその両目と目が合います。 ネパールの寺院で見られる「ブッタアイ」とも言われる叡智の目です。建物を仏陀として考えるので高いところの顔に目が出現します。 なんとも不思議な表情でこちらを見ています、不可解な世の中を高いところからじっとみているようです。