カスヤクラフト–陶・竹・硝子始まりました。2022/12/04

 当館での久しぶりとなるクラフト展が昨日から始まりました。 陶器は浅井純介さん、竹は松本破風さん、硝子は本阿彌匠さんの3名の作品が一堂に集まりました。 用の美を持ちながら、クラフトの新境地を探っているような作品に目を奪われます。

工房がお互いに房総の千倉に構えていて、その世界で長くご活躍なのでご存知の方も多くいらっしゃいます。 初日の昨日は作家の皆さまお揃いでのオープニングができました。 この時期を憂慮しながらのささやかなパーティーでしたが和やかな会話が弾み久しぶりにラウンジが満席で賑わいました。

フェリー経由でのご来館ありがとうございました。

松澤宥さんの展示室ができました。2022/12/17

 2022年は松澤宥さんの生誕100年記念の年です。 以前から計画していた松澤室、今年のうちに開設したいと思っていましたがようやく月日も残り少なくなった今週12月15日(木)に開設にこぎ着けました。

まず当館での展覧会で制作された作品などを展示いたしました。 これからオブジェ作品なども展示いたしますので楽しみしてください。

場所は第三展示室から階段を下に降りた別館です。 以前は「美天」として時折使っていた建物です。

今年もご来館いただき有難うございました。2022/12/18

 「ペイン天狗」のO JUN さん、長谷川繁さんの絵画展で始まり、当館のコレクション展、夏の暑さの中で中村ハルコさんの「光の音PartII」では写真展, 「アブラハム・デェイビット・クリスチャン」ではオブジェとドローイングの展示、そして年をまたいでのカスヤクラフトでは「陶・竹・硝子」と企画を進めてきました。


世界に目を向ければコロナ感染症がまだまだ収束には遠く、連日のウクライナへのロシアからの残虐な攻撃が止むことなく、まだ数年はかかるとの見方も出ています。過去の歴史をみれば同じ状況が繰り返されていましたが、それは今よりもっともっと厳しいものだったはず、でも音楽家は作曲し続け、画家は描き続けていました。まして表現手段が増えてからはチャップリンは映画作りで世界を痛烈に批判し、音楽家は希望の光を見出そうと一生懸命に演奏し、それぞれの表現手段を駆使して時代を乗り越えてゆこうとしていたのだと思います。


来年がどのような日々を積み重ねてゆくのか・・・不安が走りますが時間は否応なく足元から去ってゆきます。 人が力を合わせて前へ進んでゆくなかで様々に表現できることをするのみです。 どうそよい年末をお過ごしください。