謡初め式をいたしました。 ― 2013/01/06
カスヤの森の新春メインイベントである「謡初め式」が本日行われました。
大蔵流の善竹十郎先生、富太郎さん、大二郎さんの三方が松澤宥展の展示会場に翁面を飾り付けし、神様を招いて舞を舞われるのです。 今年は世阿弥生誕650年の記念の年、世阿弥作の「雪山」を選ばれました。雪は農作物にとっての大切な恵、降る雪を袖に集めて雪山を作るといった内容の謡なのですが、現在は能楽の演目からは姿を消し狂言の世界でのみ残ってるそうです。
百人一首にある
「君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ きみかためはるののにいててわかなつむ わかころもてにゆきはふりつつ 」
光孝天皇 の歌を引いている謡でした。
捧げられた御神酒をいただき
「雪山」に続いて「祝言」をそれぞれ参加された方々が共に謡い捧げお開きとなりました。 年の初めにふさわしい祝い事ができ皆さまにとても喜んでいただきました。善竹十郎先生有難うございました。
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