あけましておめでとうございます。2025/01/03

 穏やかな天候の三が日でしたが皆さまはいかがお過ごしでしたか。 天候とは裏腹に曇りがちな世界にどうしようもない気持ちになる新年でもあります。 せめて季節に合わせて無理のない営みを見せてくれる自然が救いです。
カスヤの森現代美術館として今年も多くの方々をお迎えしたいと願っています。展覧会を通して対話を重ねてさまざまな考えを深める機会を持ってゆけたらうれしいです。 開館31年目の今年もどうぞよろしくお願いいたします。

李禹煥展は今年2週間経ちました。2025/01/19

 李禹煥さんの展覧会は、今年になってから早2週間が経ちました。
遠方から熱心に来てくださる李さんファンの多さに驚いていますし、日々こちらまで来館される方々に感謝しています。 新国立美術館での大規模な展示をご覧いただいた方が殆どですが、今回の作品はそれとは全く違った肩の力を抜いた作品の展示となっています。 まさかの大根や唐辛子といった日常の野菜スケッチもあり 大作キャンバスのタイトルはなんと「失敗の果てに」・・・ 自由で気儘な心境の表れでしょうか、それにしてもどれも気迫のこもった作品です・

入り口のミモザの蕾が黄色く色づいてきました。今月中には蕾が開くのではないかと楽しみにしています。 春を告げるミモザはたしか四代目の木です。 少し枝をとってアレンジしてみました。

オペラシティでの今津景展2025/01/24

2019年に当館で開催された今津景展をご記憶の方もいらしゃるのではないでしょうか。
1940年代インドネシアを植民地化した日本軍が使った防空壕の大きな写真とジャワ原人の画を組み合わせた作品で展示室全体を覆うかのような迫力満点の作品でした。
今年1月11日から3月23日まで新宿オペラシティアートギャラリーで開催の今津景「タナ・アイル」にその作品が最初の展示室に再現されています。 当館での展覧会後インドネシア人のアーティストと結婚しそちらに住んで旺盛に作家活動をしています。

500号ほどの大作も含めエネルギッシュな作品が並び、インドネシが抱える環境破壊をテーマとした作品など見応えのある展覧会です。 当館からも小品1点を貸し出しました。 会期も長いので新宿まで足を伸ばしてご覧ください。 下記URLは当館2019年の展覧会の様子です。 https://www.museum-haus-kasuya.com/kei-imazu%E3%80%80anda-disini-you-are-here/