袴田展、初日に対談とパーティー2019/10/20

 昨日、袴田京太朗展の初日でした。 オープニングには栃木県立美術館シニア・キュレーター山本和弘さんをお迎えして作家との対談がありました。
台風のことや、様々にお忙しい中で私たちの予想をはるかに超えた方々が来てくださいました。
当館での展覧会のテーマとして袴田さんが選んだ作品が、ヨーゼフ・ボイスの最晩年1985年の作品「カプリ・バッテリー」、展示会場に2階のボイスルームから降ろしました。 そして、そのケースと同じサイズの合板の枠を作り、1つは立てて、もう1つは9個のレモンに乗るように横たえられています。 袴田さんの作品を作家活動の初期から山本さんは見ていたそうです。壁面の展示作品はボイスのドローイングから立体化した女性像です。
対談後の質問では、やはりボイス研究の第一人者である山本さんにはボイスについて、どうしたら彼の作品を理解できるかなどといったごくあたりまえの疑問を投げる方がいて、とても丁寧な回答を出されていました。 この様子は会期中、第2展示室のビデオでご覧いたけます。
作品でもある、パラフィンで成型されたカプリバッテリー
友人からの差し入れ、黒糖くるみはジンジャー風味が効いて美味しかった。

Joseph Beuys 展が終了しました。2019/10/09

 ヨーゼフ・ボイスが亡くなって33年、西武美術館(池袋)での展覧会で来日してから35年が経ちました。 今回のボイス展は清里現代美術館から、新たに加わったボイスの作品のお披露目も兼ねた展覧会でしたが、来館された方の年代も様々で、ボイス没後に生まれた世代も多く来館されました.。  一方で来日したボイスに刺激され非常な刺激を受けていながら、なんだかわからないけど気になって仕方なかったと・・・来られた年配の方も、、、最終日にはボイスを研究しているという大学生が大阪から来ました、大学の図書館にあったというフジテレビギャラリーが制作した「経済価値」を特集した本を脇に抱えて。 それぞれのボイス像はこれからも作品とともに生き続けるでしょう。
今週末からは、袴田京太朗展が新しくスタートいたします。 初日の19日(14:00〜)は栃木県立美術館シニア・キュレーターの山本和弘さんとの対談があります。 袴田展のタイトルにあるように、ボイス晩年の作品「カプリ・バッテリー」を展示スペースに入れ、ご自身の作品と合わせてインスタレーションされるそうです。 ボイスの研究の第一人者である、山本さんとの対談がどのような方向に向かうでしょうか、見逃せない時間ですね。

台風の後始末できました。2019/09/20

 9月9日の未明に襲来した台風15号の被害は三浦半島から房総半島の広範囲にわたっています。千葉、房総の被害は激甚災害といっても間違いではないほどの惨状です。元気に1日も早く元の暮らしに戻れるよう祈っています。 当館も裏の竹林や森の木々が目も当てられないほどの状態でしたが、東京の業者さんが猛スピードで片付けしてくれました。切った竹や木の運び出しての処分はまだまだですが、とりあえず竹林散策は大丈夫です。
榎の太い枝は折れてしまいましたが、まだ繋がって垂れています。近々植木職人さんが入って落とします。
季節外れの杜若の薄紫色から桔梗の紫色が、清楚に秋の気配を漂わせていました。
今年も赤い水引草が元気いっぱいに育っています。

バッタさんと月見団子2019/09/13

 毎年、十五夜にすすきで作ったバッタと饅頭を届けてくださる方がいらっしゃいます。 まるで本物のバッタがすすきに止まっているかと見紛うようです。 今年はすすきに合わせて、まん丸な黄菊の花が入っていました。お月さまが出なくても菊の月見ができます。 昨年に栗の大木を切ってしまいましたので、残った一本の栗はあまりご機嫌が良くなくて少ししか栗の実がついていません。 でもイガの間から実が顔を出しています。 残暑もあとちょっとの辛抱ですね。

台風15号の爪あと2019/09/13

月曜日に三浦半島をかすめ、東京湾に抜け、房総半島に上陸した台風15号は、本当に今までにない強力な威力を持って大地に襲いかかってきました。 地球温暖化の結果でもあり、自分たちが引き起こしたとも言える災害に、足元がすくわれるような気持ちになります。 ボイスは地球を人間に例え、その肺の部分はアマゾンのマットグロッソであると言っていました。そのアマゾンが火災で燃えています。人間のエゴがその消火を阻んでいるんですから・・・救いようのない地球の生き物ですね。

Art action - Celtic 19712019/09/01

今回のボイス展では清里現代美術館コレクションが加わり、今までより少し充実した展示になりました。 中でも1971年バーゼルの地下壕でのアートアクションのフィルムとゼラチンの入った瓶、その記録写真が入った布張りの箱「Celtic」はボイスの作品の中でもとても大事な作品の一つです。 他の幾つかの作品と合わせてガラスケースに納められ展示しています。加えて、アートアクションの映像も流しています。
映像では、コートを着込んだ人々が会場に溢れんばかりに詰めかけ、目を輝かせてボイスのアクションを取り囲んで見ています。その表情はさすが時代がかかって見えます。かれこれ50年前の出来事ですから・・・。でも時代を超えて今も心を打つボイスの理念が読み取れます。 高い理念・叡智をゼラチンにたとえ、一つ一つ大きなトレイに集め、一気に頭からかぶってしまいます。その表情は全ての叡智を引き受けていくといった気概に満ちています。

昨日はボイス展のオープニングでした。2019/08/11

 開館25周年の記念展でもある、ヨーゼフ・ボイス展が始まりました。 清里現代美術館の伊藤信吾さんが長年かかって収集した、ボイスの作品を当館で購入し、今回がお披露目の展覧会です。 常設展示と合わせて、館内のほとんどがボイスの作品で埋まるのは久しぶりのことです。 やはり、ボイスの作品が放つ理念や思考は時代を超えて光を放っています。 今の時代を彼が生きていたらどんな作品が生まれたでしょうか。
暑い中をお出かけいただいた方に、紫蘇のジュースがとても好評でした。赤紫のとっても綺麗な色がステキです。ブッフェは青ゆずとゴマの入ったいなり寿司とうなぎご飯の笹包み、カレー味のサモサ、枝豆、カットフルーツ、少し楽をしました。

IMBOS-vol6 が刊行いたしました。2019/07/28

 1998年に発刊した当館の不定期刊行「IMBOS」(インボス)という小冊子をご存知でしょうか。ご存知ないのは当たり前です、数年に一度という頻度で出版している私家版冊子なのですから・・・。  今回も25周年記念として、5年ぶりの刊行となりました。当館にご縁のあった方々18名の方々にご寄稿いただきました、それぞれ素晴らしい内容を持つ文章は本当に読み応えがあります。 52年に亘るN,Yでの半世紀を回顧された青木さんや、天文学者としての半世紀を問わず語りとして書いてくださった方など、一緒に体験しているかのような臨場感があり、時代のワクワクした流れに引き込まれそうです。
 この場をお借りして、執筆してくださった方々へお礼申し上げます。 また、今回も編集作業にあたってくださり、すてきなデザインでまとめてくださった日比谷のデザイン会社・J2コンプレックスに心より感謝申し上げます。 もし美術館にいらっしゃた時には、どうぞお手に取ってみてください。 A5版・259頁(頒価:700円)

今朝咲きました。2019/07/12

 朝方の雨にもかかわらずに、ゆっくりと花が開きました。

密閉された世界2019/07/12

 「それから」に出品している、木村友紀さんの作品の2点はとっても透明度の高いアクリル樹脂に固められたアルコールの小瓶です。 まるでガラスの塊かと思うほどクリアーな立方体の中に、ウイスキーのオールド・パーの小瓶が埋まっています。よく見ると小さな蓋が帽子を脱いだようなスタイルで、ちょこんと真上に浮いています。 ウイスキーの小瓶ですが、とてもユーモラスな表情をしています。 もう1点は、ドイツで子供が成人して、最初にアルコールを口にするとしたら、この小瓶に入ったアルコールだそうです。ちなみに20%の度数。 アクリルが固まるときに、圧力がかかり細かな亀裂がミシミシと入っています。1つの瓶だけはアルコールが入ったまま固められて、少しの揺れにも反応しています。 木村さんの作品の後に展示されている森千裕さんの作品については、次回のお楽しみです。