三浦按針物語のコンサート、2024/12/08

 昨夕、三浦按針(ウイリアム・アダムス)の生涯を歌曲と語りでたどるコンサートがありました。歌手はイギリス在住のカウンターテナー・ファーガル・モンスティン・ウイリアムズさん、今回は三ヶ所程で公演をされ最後がカスヤの森現代美術館でした。 按針が1564年に生まれ1600年に豊後に漂着し江戸に行って徳川家康に拝謁し気に入られてサムライとなり旗本の称号を授けられ三浦半島に領地を与えられます。幕府のお役に立ったその55年の生涯をオペラ風に仕立てたコンサートでした。 ユニークな企画はピアノ伴奏された大高真梨絵さんから持ちかけられました。 当館のピアノ・ラモーがトワイライトタイムにぴったりと響き素晴らしい時間でした。

なんと合わせて246歳2024/11/30

 李禹煥さんの展覧会には様々な年齢の方に来ていただいています。 先日展示が終了して記念写真を撮りました。
3人の年齢を合わせたら246歳になっていました、ギャ!

李禹煥「合間の遊作」が始まりました。2024/11/24

 昨日、李禹煥さんをお迎えして「合間の遊作」展が始まりました。 超ご多忙な李さんですがご都合を合わせお越しいただきました。 ご持参の美味しいワインと用意したブッフェを囲んで久しぶりのオープニングパーティーとなりました。

開館15周年で李禹煥室ができ「対話」の壁面作品を制作していただきました。そして今年30周年には床面のガラスと石のインスタレーションが加わって充実の展示室となりました。
今回の展覧会は文人としての李禹煥さんの側面を知る機会になります。 ご自分でも最後の文人といえるのでは・・・と話されていました。

李禹煥さんの新インスタレーション2024/11/17

 今週末から始まる李禹煥さんの展覧会「合間の遊作」に合わせ第三展示室に新しいカラスと石のインスタレーションが設置されました。 今まで壁面に描かれた点作品「対話」の床面に2000x1500x15mmのガラスに石を設置しました。
ガラスの重量が120kgもあり男手5人での搬入作業でした。 埼玉からの運搬でしたがさすがに手慣れた扱いで手早くついでの仕事で石まで運んでもらいました。
今回の展覧会の出品作品は本当に李禹煥さんの文人気質そのままに様々な分野の作品が並びます。 今年88歳になられた巨匠ならではの境地が感じられます。

デュシャンへのオマージュ2024/11/09

 今回の展覧会にチェスが二組出品されています。 チェスが好きで亡くなる前日もチェスをしていたと言われるデュシャン。 若江漢字さんが1980年代に4組のチェスをつくりました。
モデルとなった形は大ガラスの九つの鋳型と呼ばれる部分を立体化してキング・クイーン・ビショップ・などのチェス駒に当てはめたものです。 デュシャンへのオマージュとして捧げたチェス、ぜひ使って欲しかったですね。

デュシャンを考える展について2024/11/08

暑い中でスタートした「デュシャンを考える」展ですが今週いっぱいで会期終了となります。 いつも始まる時には長い展示期間だと思うのでです・すが・・・時の流れの速いことに驚きます。

昨日は東京理科大学の建築研究ゼミの方々にご来館いただきました。 総勢16名、ちょうど作家の若江漢字さんが在館していたので作品について解説を聴いていただくことができて良かったです。 猿島や横須賀美術館も周るそうです。

ドイツからのゲスト2024/10/27

今週はドイツから二人のゲストが来られました。 デュッセルドルフとベルリンからです。かおりさんはデュッセルドルフの芸術アカデミーで勉強された後もずっと活動を続けています。来年3月頃にはノイスにあるインゼル・ホンブロイヒ美術館で滞在制作されるそうです。
下記をご参照ください。 https://www.inselhombroich.de/
ベルリンからはゲルダさん、1980年代はNHKの国際放送担当されていらっしゃたそうで、二人のお子様は日本生まれだそうです。 木曜日と金曜日でしたが、ゆっくりと展示作品をご覧になり竹林散策を満喫してゆかれました。
竹林のボイス足型にも欅の落ち葉
ラウンジの天井を見上げたら「四正四隅」太極拳の動きでした。

デュシャンについてのトークイベントがありました。2024/10/07

 ようやくやってきた感の秋ですね。 昨日、若江漢字さんによるマルセル・デュシャンについてのトークイベントがありました。

展示会場にちょうど収まる方々のご参加有難うございました。 久しぶりに来てくださった方やこれから画廊を開く方など懐かしい
はじめに美術史の始まりから現代まで近代美術の提要を図式化したプリントを基に始まりました。
デュシャンの誕生から歩んだ道のりをざっくりと織込んでその作家像を解説しました。 後ほど当館HPのYouTubeで公開予定です。

庭の秋2024/10/06

今日は若江漢字さんのマルセル・デュシャン展に関してのトーク・イベントが午後からあります。
暑かった日々からようやく過ごしやすい季節になって庭先にも秋がきていました。

ヨーゼフ・ボイス・コレクションの帰還2024/09/27

 7月17日から表参道のジャイルギャラリーに貸し出し中だったボイス作品が9月24日までの会期が無事に終了し戻ってきました。 2トン車2台で運ばれ、早速定位置に再展示しました。
やっぱり当館の宝物です、展示した瞬間にボイスの高い理想の 精神が漂います、お疲れ様でした。
久しぶりに本格的な雨が降っています。 裏庭の水気のなかった草木は雨に濡れて一気にみずみずしくシャキッとしています。