蓮が開花しました。 ― 2025/07/04
カスヤコレクションのこと ― 2025/06/13
6月1日から企画展として当館所蔵作品を展示しています。 新規購入の作品も含め主に1980年代ころの作品になります。
中でも今私たちが直面している世界の多くの危機的な出来事と同じ事態をアーティストとして受け止め作品制作していたこと、作品が訴えることは今の私たちに少なからず考える契機となると思います。
出品作品の中でカール。シャーパァー(1920−2008)作「ノアへの手紙」 はアララト山に漂着したノアへ平和の象徴であるオリーブを咥えた鳩を送り返した封筒があります。この作品を制作した1975年にはまだ平和が実現していないからという失望感が表れています。
カール・シャーパァーはヨーゼフ・ボイスとデュッセルドルフの美術アカデミーで同期生でした。舞台美術や詩作などとても優しい心を待って制作していました。 他にもギュンター・ウッカーのポスターも今のウクライナの惨状と全く同じ既視感があります。
こららの作品は1986年に若江漢字さんたちが企画実行した展覧会「芸術-平和への対話展」横浜・大倉山記念館にドイツから出品された作品の一部です。 シャーパーさんが制作した1975年から50年が経ち、日本でも昨年戦後80年という節目でもありました。 人間の尽きない欲望の前に平和を望むことってできるのでしょうか。
竹林の紫陽花がそろそろ見頃です。 ― 2025/05/29
6月1日から新しい展覧会が始まります。
当館のコレクションから選んで展示するものです、錚々たる画家の名前が入っていますがいずれも小品揃いです。
版画作品が多いのですがいずれも40〜50年以上前に制作された作品です。 例えばイタリアのサンドロ・キア、ジョルジュ・キリコ、イギリスのベン・ニコルソン、日本の飯田善國、等々の方です。時間が流れ過去を振り返ってみる機会になるよう考えました。
今現在活躍されている作家の作品を50年後に見ることは出来ませんがこの答えをこの展覧会に見つけられるかも知れません。 初日には作家不在(笑)ですが簡単なオープニングをいたしますのでどうぞお気軽にお出かけください。 ラウンジからは様々な紫陽花が色づき始めている様子が楽しめます。 風知草の新芽が爽やか
版画作品が多いのですがいずれも40〜50年以上前に制作された作品です。 例えばイタリアのサンドロ・キア、ジョルジュ・キリコ、イギリスのベン・ニコルソン、日本の飯田善國、等々の方です。時間が流れ過去を振り返ってみる機会になるよう考えました。
今現在活躍されている作家の作品を50年後に見ることは出来ませんがこの答えをこの展覧会に見つけられるかも知れません。 初日には作家不在(笑)ですが簡単なオープニングをいたしますのでどうぞお気軽にお出かけください。 ラウンジからは様々な紫陽花が色づき始めている様子が楽しめます。 風知草の新芽が爽やか
昨日のクロージンングライブ ― 2025/05/19
昨日はアーティストトークがありました。 ― 2025/05/05
ゴールデンウイーク中に開催中の展覧会へ足を運んでもらいたく中沢研さんと平川恒太さんのご協力で5月1日と4日にアーティスト・トークを開催いたしました。
急な呼びかけにもかかわらず熱心なファンの方々が集まってくれました。 中沢さんは今展出品作についてのお話で壁を挟んで向こう側とこちら側といった役割をはたしている「結界」その形は人間が歩いているかのような華奢な金属棒で出来ていて曲がった部分はまるで人の足のようです。 平川さんは時代がはらむ社会の流れを白と黒とのグラデーションで渦巻きチャートとして戦争へ向かう力の渦のようだとその危うさを警告するような表現です。 ,
竹林では今年生えた筍が天にも届くような勢いで伸びています。 夏みかんの花がとても爽やかな香りを放ちあやめや黄菖蒲.の色合いが鮮やかです。
急な呼びかけにもかかわらず熱心なファンの方々が集まってくれました。 中沢さんは今展出品作についてのお話で壁を挟んで向こう側とこちら側といった役割をはたしている「結界」その形は人間が歩いているかのような華奢な金属棒で出来ていて曲がった部分はまるで人の足のようです。 平川さんは時代がはらむ社会の流れを白と黒とのグラデーションで渦巻きチャートとして戦争へ向かう力の渦のようだとその危うさを警告するような表現です。 ,
竹林では今年生えた筍が天にも届くような勢いで伸びています。 夏みかんの花がとても爽やかな香りを放ちあやめや黄菖蒲.の色合いが鮮やかです。
急ぎ足の春です。 ― 2025/04/18
桜も今年はゆっくりと楽しみ、続けて若葉の新緑が目に眩しい頃になりました。
昨日は平川恒太さんと作家の方々が来館され急ごしらえの筍ご飯でランチでした。一年通して絶好の陽気のもと表のデッキに集まってのんびりとした時間を過ごしました。若い力で旬の筍も掘ってもらってとても助かりました。
ギャラリーツアーのご案内です。 ゴールデンウィーク中の5月1日(木)・4日(日)午後2時〜3時30分頃 開催中の展覧会について展示作家のトークがあります。 続いてカスヤの森現代美術館の展示室と野外作品のご案内をいたします。 爽やかな竹林に吹く風を感じながら非日常の時間をお楽しみいただけます。どうぞお気軽にお出かけ下さい。 お申し込み不要です。
ギャラリーツアーのご案内です。 ゴールデンウィーク中の5月1日(木)・4日(日)午後2時〜3時30分頃 開催中の展覧会について展示作家のトークがあります。 続いてカスヤの森現代美術館の展示室と野外作品のご案内をいたします。 爽やかな竹林に吹く風を感じながら非日常の時間をお楽しみいただけます。どうぞお気軽にお出かけ下さい。 お申し込み不要です。
春爛漫、桜吹雪が舞っています。 ― 2025/04/12
花盛りのカスヤの森です。 ― 2025/03/28
中沢研・平川恒太《境界》展がはじまりました。 ― 2025/03/16
先週の土曜日から31年目最初の展覧会がスタートいたしました。
詳しくはHPでご案内しておりますが、多摩美術大学で講師を勤めていた中沢さんとその学生だった平川さんのお二人の作品展示です。
中沢さんは当館で初めて展示していただきました。
平川さんは2021年10月から12月に展覧会”talk to the silence”をいたしました。ご記憶の方もいらっしゃると思いますが天井から星座の形の勲章モビールを吊るし、壁には真っ黒な藤田嗣治の戦争画を黒一色で模写した絵を展示しました。 9日にはお二人の作家を囲み和やかなオープニングパーティをいたしました。 平川さんの作品でレコードの共同制作者のFutamata Junさんも参加されました。クロージングライブは最終日5月16日に開催いたします。 詳しくは当館HPのExhibitionsとyoutubeをご参照下さい。
平川さんは2021年10月から12月に展覧会”talk to the silence”をいたしました。ご記憶の方もいらっしゃると思いますが天井から星座の形の勲章モビールを吊るし、壁には真っ黒な藤田嗣治の戦争画を黒一色で模写した絵を展示しました。 9日にはお二人の作家を囲み和やかなオープニングパーティをいたしました。 平川さんの作品でレコードの共同制作者のFutamata Junさんも参加されました。クロージングライブは最終日5月16日に開催いたします。 詳しくは当館HPのExhibitionsとyoutubeをご参照下さい。
李禹煥展が盛況裡に終了いたしました。 ― 2025/03/02
先週末で終了した李禹煥展は当館30周年締めくくりにふさわしい充実の画業の結果とでも考えたくなるような作品の数々でした。
今までの作品をご自身でその殻を破り創り変え、新たな好奇心が導く新たな表現を探って新作を制作されたのだと思います。 2023年作の「失敗の果てに」にはじまった混色のストロークがキャンバス中央の「一刷けの存在」を消し去るように左右上下に動いています、そして2024年作の作品はそのストロークが丸くなりその中央は一刷けの空間となってキャンバスの白が残されていました。 李禹煥さんご自身の言葉で・・・作品を作っているともっと何か新たな可能性を持ったものが出来るんじゃないか・・・と好奇心が湧いてくるんです・・・
いつも知的な好奇心に動かされているなんて・・・なんと素晴らしいことでしょう。 このような生き方をしたいとつくづく思いました。人も美術館も・・・
今までの作品をご自身でその殻を破り創り変え、新たな好奇心が導く新たな表現を探って新作を制作されたのだと思います。 2023年作の「失敗の果てに」にはじまった混色のストロークがキャンバス中央の「一刷けの存在」を消し去るように左右上下に動いています、そして2024年作の作品はそのストロークが丸くなりその中央は一刷けの空間となってキャンバスの白が残されていました。 李禹煥さんご自身の言葉で・・・作品を作っているともっと何か新たな可能性を持ったものが出来るんじゃないか・・・と好奇心が湧いてくるんです・・・
いつも知的な好奇心に動かされているなんて・・・なんと素晴らしいことでしょう。 このような生き方をしたいとつくづく思いました。人も美術館も・・・
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