紫陽花の季節になりました。2021/06/05


 6月に入ってから竹林の紫陽花の色目がいちだんと濃くなりました。 奥手の紫陽花はまだ色が出ていませんがそれぞれの色合いが引き立てあって目に鮮やかに映るようになりました。

今日は作家の滝沢さんが在館されています、明日も来られます。 10日、12日、13日、19日、20日にも在館される予定です。 作品や制作についても、作家に直接お聞きいただけると思います。

夏椿、今だけの貴重な一輪!

今年も庭の梅が大豊作!

ヨーゼフ・ボイスの足跡記念石2021/06/12

 
 若江漢字さんが1983年7月にドイツ・デュッセルドルフのヨーゼフ・ボイスのアトリエで彼の足型を石膏で採らせてもらったことは「ヨーゼフ・ボイスの足型」-みすず書房2013年刊に詳しく書かれています。

石膏からブロンズの凸形足型になりようやくボイスとの約束を果たすことができました。1984年の西武美術館での展覧会のために最初で最後の来日に成田空港に出迎えた私たちの顔をみるなり「あの足型はブロンズに変えたか?」声をかけてくれた経緯があるからです。
そのブロンズの足型を筑波石に世田谷の豊前屋さんにセットしてもらい、竹林に据えることが出来たんです。
足型は生々しくボイスの足の裏を捉えていて、意外にも小さく左右の癖も感じます。

宮脇愛子さんの「うつろひ」彫刻作品と近く、野外作品の楽しみが一つ増えました。

「今、神話が語るもの」の画本出版となりました。2021/06/13

 先日、「今、神話が語るもの」の展覧会のことがワシントン・ポスト紙に紹介されたと書きましたが、その後オランダの出版社からミネケ・シッパーさんのテキストとテキストに沿った山口由理子さんの絵画が入った画本が出版されました。

この絵画とテキストは2018年10月から12月に当館で初めて展示いたしました。テキストは世界の神話からオランダ人のミネケ・シッパーさんが「人類の終末と復活に関わる神話」を選び英語で簡潔にまとめたものでした。 そのテキストを山口由理子さんのご主人様が日本語に翻訳するという大変な仕事を引き受けてくださったのです。 当館展示には由理子さんの絵画と日本語のテキストはQRコードとしてスマホで読み取る方法で双方を展示いたしました。


展覧会終了後になんとか一冊の本にならないかと思い、出版社を訪ねましたがその時点では実現できませんでした。

今回はミネケさんの国、オランダで出版されています。

地球環境の破壊が進む中で、この神話の意味するところは非常に大きく、日本での出版を実現したいものです。

杉山一夫さんの本が出版されました。2021/06/18

 当館友の会の会員で市内桜ガ丘でパチンコ博物館を開いていらっしゃる杉山一夫さんのパチンコについての本の二冊目が出版されました。 長年をかけてパチンコについて正面から探求し、伝統ある遊具としのパチンコ機械を内外から収集された結果、2020年自宅を博物館にしてしまったんです。
今日ご紹介するのは6月25日発売 「パチンコ」法政大学出版会 (3,200円+税)
ISBN978-4-4-588-21816-3
「パチンコ」というと遊戯場のイメージが最初に浮かびますが、杉山さんの超マニアックなパチンコに寄せる熱い思いで書かれたこの本は、楽しい学術的研究書を読んでいる気持ちになります。
杉山さんは当館での展覧会のオープニングにはほぼ毎回ご参加されていますので、コロナ収束後のオープニングでぜひ直接お声をかけてお話されてみてください。
法政大学出版会の本はどれも日本の文化的な分野に特化した内容です。以前から大好きな出版社でしたので杉山さんの本も日本の代表的な分野に入ったということですね、おめでとうございます。
大勢の人に買っていただきたいですね、よろしくお願いいたします。
今日のミニコミ誌「タウンニュース」でも紹介されました。