パチンコ四部作完結編が出版されました。2023/08/03

当館の友の会々員の杉山一夫さんが「コリントゲーム史」を出版されました。
昨年7月に法政大学出版局から「玉ころがし」を出版されてからちょうど一年になります。 杉山さんは「パチンコ誕生」から始まって「パチンコ」と今回の出版でパチンコ四部作が完結したようです。 いずれの本もパチンコのルーツを念入りに掘り下げて調べて尽くして索引も細かにつけています。入念で緻密な調査には本当に脱帽です。
「コリントゲーム史」は杉山さんのパチンコに関しての完結編となるようです。
杉山さんにとって、こだわりのパチンコ史には終わりがない深い世界なのではないでしょうか。
発行:  めい出版 横須賀市桜が丘1−8−13       
046-834-5851
5,000円 税別

ベルリンの画廊2023/07/16

ハンブルガーバーンホフの一枚の展示風景

明日はイースターですね。2023/04/08

春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日が復活祭なので、今年は4月9日、明日です。昨日は聖金曜日でした、ドイツ、ヨーロッパでは今週末はどこでも復活祭を祝ってうさぎのお菓子や卵を並べます。 離れて暮らす家族が一同に集まるのでアウト・バーンは渋滞するそうです。 葉山に暮らすウタさんがうさぎを型に入れて焼いたお菓子と卵を持って来てくれました。

1982年のカッセル・ドクメンタで行なったヨーゼフ・ボイスのアートアクション「皇帝冠を溶かす」で使ったうさぎもイースターのお菓子の型でした。 金の皇帝冠は溶かされてうさぎとなって今はシュツットガルトの美術館の壁面に収まっています。

第2展示室の展示作品が変わりました。2023/03/05

 来年に開館30年となるのを機に長く常設展示していた作品を変えて新たに若江漢字さんの展示室になりました。
昨年、写真作品を中心とした若江ルームをオープンしましたが若江のもう一つの重要なメディアであるインスタレーション作品の展示を常設展示するために考えました。

作品は1990年代に制作され、1992年に横浜のS画廊、1994年の西村画廊の個展で発表した作品などです。 また、2011年の横須賀美術館での展覧会に出品した「アフリカにて」も展示しましたのでぜひ展覧会にお出かけの際には第2展示室にお立ち寄りください。
また、昨年オープンいたしました別館の若江ルームですが、写真作品に加えて立体作品「gift」1990年作を展示しています。 「gift」は英語では贈り物と訳されますが、ドイツ語では「毒」という意味で、言葉の二つの意味を含めて制作された作品です。

明日が最終日です。2023/02/25

  年を跨いでのクラフト展でしたが、明日が最終日になります。 房総半島の千倉に仕事場を構えて制作活動をされている3名の工芸家の個性あふれる作品の展示でした。
久々のクラフト展でしたが当館の通常の作品展示と違い、一部の作品はは手に触れていただいたり身近に使っていただける作品とあって親しみのある反応を感じました。 断捨離の最中とおっしゃる年配の方も多くコロナ以降のライフスタイルの変化がいたるところに及んでいます。
日本の伝統ある素晴らしい工芸を残すためにも作り手を支える力が必要です、どうぞこれからも良いお仕事を残していただけるようお願いいたします。
来週は弥生三月、小さなお雛さまが揃いました。 クリスマス・ロース・ミモザや河津桜、紺侘助などが春を告げていました。

竹垣の付け替え作業をしています。2023/02/09

 カスヤの森の周囲は自生の竹を使って竹垣で囲われています。 最近は竹垣のスタイルを植木屋さんの難波さんが工夫をしてくれてちょっと洒落た垣根に付け替えてくれています。
今日は3人がかりで竹を切る人、割る人、垣根のサイズに加工する人とそれぞれの分業でテキパキと仕事を進めています。 この方法だと一部が壊れた時にはその部分だけを差し替えれば良いので効率的です。
今日で一週間、自生の竹ですが、素材としてピッタリでもう100本以上は切っているようです。まだまだ終わりの見えない作業が続きます。 切り株は30cmほどもある太さでした。 ヤブランの実の明るいブルーにびっくり見惚れてしましました。

松澤宥・若江漢字展示室へのサインを付けました。2023/01/14

 昨年末にオープンした松澤宥展示室は本館から屋外に出て第三展示室から階段を降り、若江漢字展示室とそこを過ぎてから階段を三段上がったところが松澤宥展示館です。 ここは以前、「美天」という名前で時折展示室として使ったことがありました。
先日、両展示室を示すサイン看板をつけました。 場所がわかりにくかったので目につくよう高めにサインを出しました。
冬枯れの竹林ですが、入り口の4代目?のミモザが花芽を付けました。 エリカの花もピンク色に咲いています。

新年明けましておめでとうございます。2023/01/06

 2023年がスタートいたしました。 年末から年始にかけてはこちらは穏やかで暖かな好天気に恵まれましたが、ニュースで日本海側では大雪や吹雪で尋常ではなく大変な思いでお正月を過ごされています。 また、気象変動の影響や戦禍の苦しみ、まだ先の見えないコロナ禍に底知れない不安を抱えての新年ですが いつの時でも人間にとって創造性をもって自ら考え、行動して行くことが大事だと考えています。展覧会ごとに様々な作家が創りあげた作品に出会うことができる場所、いまこそ美術館で過ごす時間に価値があるのではないでしょうか。 今年の出会いはどのような作品や人でしょうか、楽しみにしています。 皆さまが健康で毎日を楽しく過ごせますよう祈っております。

今年もご来館いただき有難うございました。2022/12/18

 「ペイン天狗」のO JUN さん、長谷川繁さんの絵画展で始まり、当館のコレクション展、夏の暑さの中で中村ハルコさんの「光の音PartII」では写真展, 「アブラハム・デェイビット・クリスチャン」ではオブジェとドローイングの展示、そして年をまたいでのカスヤクラフトでは「陶・竹・硝子」と企画を進めてきました。


世界に目を向ければコロナ感染症がまだまだ収束には遠く、連日のウクライナへのロシアからの残虐な攻撃が止むことなく、まだ数年はかかるとの見方も出ています。過去の歴史をみれば同じ状況が繰り返されていましたが、それは今よりもっともっと厳しいものだったはず、でも音楽家は作曲し続け、画家は描き続けていました。まして表現手段が増えてからはチャップリンは映画作りで世界を痛烈に批判し、音楽家は希望の光を見出そうと一生懸命に演奏し、それぞれの表現手段を駆使して時代を乗り越えてゆこうとしていたのだと思います。


来年がどのような日々を積み重ねてゆくのか・・・不安が走りますが時間は否応なく足元から去ってゆきます。 人が力を合わせて前へ進んでゆくなかで様々に表現できることをするのみです。 どうそよい年末をお過ごしください。

松澤宥さんの展示室ができました。2022/12/17

 2022年は松澤宥さんの生誕100年記念の年です。 以前から計画していた松澤室、今年のうちに開設したいと思っていましたがようやく月日も残り少なくなった今週12月15日(木)に開設にこぎ着けました。

まず当館での展覧会で制作された作品などを展示いたしました。 これからオブジェ作品なども展示いたしますので楽しみしてください。

場所は第三展示室から階段を下に降りた別館です。 以前は「美天」として時折使っていた建物です。