3月8日の特別講演会が中止になりました。2020/03/01

 
HPの冒頭でも告知のように、松澤宥展の最終日に予定していたNY在住の富井玲子さんの講演会が、新型ウイルス感染拡大のために中止せざるを得ないことになりました。 日本の状況は勿論ですが、講師の富井さんが、NYから日本へ来ることが出来なくなりました。アメリカの厳しい管理体制では出国したら帰国が制約されるからではないでしょうか。 松澤展のフィナーレにふさわしいレクチャーを楽しみしてお申し込みいただいた大勢の方々、このためにレジュメをご用意くださった富井さんにはとても申し訳なく、また残念で仕方ありません。 近い将来、松澤ルーム完成に合わせた次回の楽しみといたします。 展覧会は予定通りに今週末まで開催していますので、澄んだ空気いっぱいのカスヤの森でお過ごしください。
折から、美術館入り口のクリスマス・ローズ、早咲きの桜、等々花盛りを迎えています。昨年の台風でミモザは姿を消してしまいました。

竹林の整備2020/03/06

 昨年の9月/10月に台風に見舞われてカスヤの森の竹林が荒れてしまいました。 ようやく業者さんとの都合がついて、ここ数日竹林の片付け作業が進んでいます。竹林に生えた欅や榎の大木ですが、このところの台風による強風で美術館に近い数本を思い切って伐採することにいたしました。 高さ25mを超える大木ですが、建物に近いだけに伐採には細心の注意が必要です。まず枝を払ってから高いところの幹から切って行きます。ある程度の高さになってから根元から切って横倒しになりました。地響きを立てて倒れました、ごめんなさい、ここまで成長したのにそのまま伸ばしてあげられなく・・・。

松澤宥-80年問題展 終了いたしました。2020/03/12

 先週末3/8日が最終日でした、本来ならNYから富井玲子さんをお迎えして松澤作品についてのレクチャーをしていただく筈でした。 講演会は出来ませんでしたが、予定に入れて下さった方々が展覧会だけでも見ておこうと考えられてか、寒い雨模様の天候にもかかわらずラウンジの各テーブルがそれぞれの話題で大賑わいの一日でした。 また、信濃毎日新聞3/6付に当館の展覧会がカラー刷りの大きな記事で紹介されました。 記事を書いてくださった編集委員の植草さんは松澤さんのテートモダン(2001年)の展覧会に同行取材されました。
 コロナウイルス感染拡大は止まるところを知らずに、とうとうパンデミックとWHOが宣言するところとなってしまいました。 松澤さんの作品「80年問題」制作の契機ともなったの「人類は80年で滅亡する」(上野勛黄・西澤潤一共著2000年刊)中で、次のように書かれています。    ー微生物の誕生から原始藻類が海中に誕生するまでの進化の時間は、実に200億年もかかっている。哺乳類の誕生は2,5億年前、人類の誕生は200万年前にすぎない。ガイアは、自らの歴史に照らせば、一瞬にも満たない50年や80年の延命像に苦慮している人間たちをあざ笑いながら、自らを飾る次の主役をイメージしつつ、生物の組み替えを企画しているのかもしれない。ー

竹林に日差しが燦燦!2020/03/20

  月初めに竹林整備が進められてから、半月ほどになりました。 伐採した欅・榎の大木は4本でした。伐採のために周囲の竹を切り払い、その数は100本を超えました。しっかりした超太い孟宗竹ですが廃棄処分しか道がありません。欅や榎にしても運搬して板に挽いてと労力をかける余裕がありません。 輪切りにされた大木はとりあえず竹林アート・インスタレーションにいたしました。 今日は春の日差しが思いっきり竹林に差し込んでいます。
明日から若江漢字さんの「絵画 克服される現在」が始まります。 COVID-19で公立美術館が軒並み閉館される中ですが、風通しよくしてゆったりとした空間での展覧会です。 どうぞ気分一新、お出かけください。

若江漢字−絵画 克服される現在–が始まりました。2020/03/22

 昨日からカスヤの森で新しい展覧会がスタートしました。 2015年に開催した–解読された「大ガラス」展以来5年ぶりになります。若江漢字さんが長い間研究を続けているマルセル・デュシャンの問題作、通称「大ガラス」からフィラデルフィア美術館に残された「遺作」までの隠されたキリスト教的なストーリーを構築して絵画化しています。
COVID19の先行が不透明な時ですが、換気で風通しをよくし、除菌消毒を励行し、開館しておりますのでどうぞ鬱陶しい気分に負けずにご来館ください。 毎日曜日には作家が在館しています。